ちょう普通だったミンナが変わってしまいました。

暗い廊下をしばらく進んでいった先に手術室はあった。

咲の両親はそこの前にいた。

母親は頭を抱え、父親は遠くを見つめるようにボーっとして座っていた。

「・・・では、私はこれで」

「はい。無理言ってすみませんでした。」

俺は手術室に戻っていく医者に一礼して、咲の両親の方を向いた。

それにようやく気付いた父親の方が、

「・・・。君たちは?」

と訊いてきた。

「咲の友人です。・・・こいつも。」

俺はそう言っていまだに泣きじゃくる流明の肩に手を置いた。

咲が流明に会いたがっていなかったという事実は隠して・・・。

それを聞いて、母親も顔をあげた。

「・・・咲のお友達・・・?よかった。あの子、昔から一人も友達がいなかったから。咲にも心配してくれるお友達がいたのね・・・」

「ああ。私もずっとそのことについて頭を悩ませていたからな。良かったy・・・」