ちょう普通だったミンナが変わってしまいました。

・・・。沈黙が続く。

「ちょっと。君たち。病院の前で騒がないでくれるかな」

そんな沈黙を破るかのように、影岡病院の扉から出てきた医者が言った。

「すみません。ここに隆ノ原 咲という人が搬送されませんでしたか?」

俺はこのチャンスを逃さずに訊いた。

そんな俺に医者は顔をしかめた。

「隆ノ原 咲・・・。確かに搬送されてきたよ。今手術中だ。」

「彼女は助かるんですか!?」

俺がとっさにした質問を聞いて、医者は一瞬言葉を詰まらせた。

「・・・。打ち所がよかったからまだ息はあるが、発見されたのが少し遅かったからね。助かるかどうかはこの手術次第だ。」

「じゃあ・・・。咲ねえちゃんは・・・助からないかもしれないの・・・?」

流明が震える声で言った。

「そういう事になるね」

それを聞いて流明は泣き崩れた。