ちょう普通だったミンナが変わってしまいました。

俺はずっと黙って聞いていた。

「でも・・・今、知っちまったからな・・・。また怖くなったか?会いたくないって思ったか?まあ、別にそれでももう構わな・・・」

「んなわけあるかよ!!」

俺は全力で否定した。

「昔に何があったか記憶では覚えてないけど、感覚的には覚えてる。俺はお前の事を本気で親友だと思ってた。それに、さっき咲が怒鳴られてるの見ても、嫌いにはならなかった。
たぶん昔もこういう気持ちだったんだと思う。でも、なんだかの理由があって、お前のところに行けなくなっただけで・・・

だから、会いたくなくなったとか、そんな事言うな!!咲らしくない!!!」

俺はここまで言って、ようやく自分がちょー偉そうな事言ってるのに気が付いた。

咲が蔑みの目で俺を見ている。

「ご・・・ごめ・・・!!偉そうに言うつもりじゃ・・・」

そういうと、咲はプッと吹きだした。