ちょう普通だったミンナが変わってしまいました。

そう考える俺を置いて、咲は歩きながら続ける。

「・・・なあ。お前・・・俊は覚えてなかったけど、あたしら、・・・流明ち
ゃんも含めて、昔によく遊んでたんだ。幼稚園も一緒だったんだぜ?」

俺はその言葉を聞いて驚いた。

「え・・・!!?マジで??じゃあ、俺のかすかに残ってる、咲と反対の性格のあの女の子は・・・?」

「たぶんあたしだろうな。昔は結構おしとやかなほうだと自分でも思ってたから。」

いつもの咲はどこへ行ったのか、俺が何を言っても怒らない。