「で、肝心の流明情報教えて欲しいんだけど」

話を本題に戻すと、咲は

「ああ、いいよ。でも、別人かもしれないぜ?」

「大丈夫だから」

「・・・。その子はあたしの家の近くで泣きながら歩いていたぞ?ケンカでもしたのか?」

俺はそれを聞くと、

「ケンカ~・・・っていうかー・・・まあいいや。咲!案内頼む!!俺そこらへんよくわかんない!」

と自分でも自己中だと思う行動をとった。
仕方なかったんだ!これも母さんの逆鱗に触れないためだ!!

「は?あたし今から本屋に行くんだけど・・・」

「いいから!!」

俺は咲の手を取る。