「それの何がいけない？」

「学級委員＝人気者＝口が軽い！これは定義だ。アニメでよくある。覚えとくんだな」

蓮と周良はつながってんのか？やけに息ピッタリだな。

「ねぇ！増崎君！！甲条君！！これは何？」

井生君がものすごい笑顔でこちらを見てきた。

「俺たちが奴を食い止める。行くぞ。周良」

「うん」

そういうと二人ともずかずかと井生君に近づいていった。

「おい。井生君とやら。ここは俺たちの領地なんだ。勝手に入られては困る」

「え？でも増崎君がいいよって・・・」

「あのヘタレ同志の言葉は信じるな！！それでも学級委員か！！」

「え？学級委員ってわかったの？なんで？」

「え・・・いや。増崎たちに教えてもらった」

「それって僕に興味があるってこと？」

「え？あの・・・」

「そうなのかぁ～。じゃあ僕と友達になろうよ！きっと君たちといたら楽しいだろうな」

「えぇ！？ぇと・・・」

「名前はなんていうの？僕は井生堅太。」