俺が答えを探していると、

「もーー!この話めんどくせぇ!!続きは秘密基地でもいいんじゃね?」

「秘密基地・・・?」

井生君が不思議そうに首をかしげている姿を見て、自分の失態をさらけ出された増崎だった。

「あ・・・。いや、秘密基地ってのは・・・」(チラ

増崎はさりげなくこちらを見る。助けを呼んでいるのか。

そんなの自分の失態だろ。何とかしろよ。井生君がいる事忘れてべらべらと喋ったバカめ。

ってなかんじでそっぽを向くと、

「秘密基地行きたいな。午後の授業終わってからの放課後・・・」

と井生君はさりげなくつぶやいた。

時計を見ると、あともう少しで昼休み終わりのチャイムが鳴りそうだった。

「・・・増崎のせいだからな」

「・・・わりぃ」

ということで今日は井生君も一緒に秘密基地に行くことにした。