「あ、さっきはごめん。僕、好きなことになるとどうも最近ストップかからなくなって・・・」

井生君は弁解した。

「いや。別にいいんだけどさ。なんで精神的疲れってわかったの?」

「僕、一応医学のほう目指してるから。」

ああ。なるほど。だから頭もいいんだ。でも、精神の方ってカウンセラーじゃないのか?よくそこら辺はわからないが。

「でも、それならなおさら好きな事へのブレーキはかけたほうがいいよね」

そう本音を呟くと、井生君は少し顔をしかめてから、

「うん・・・前まではそんなことなかったんだけどね。」

と言った。

「・・・急に?」

「うん。」


・・・なんか妙だな。