「ボクっ子LOVE!!」

「行こうぜ増崎。」

完全に自分の世界に入ってしまった井生君を俺らは放って行った。

別に大丈夫だろ?ちょっと警察に捕まるだけさ。

「あのままでよかったのか?」

増崎が心配そうに言ってきた。

意外と優しいんだよなぁ、こいつ。

「・・・まぁ、何とかなるんじゃね?井生君の事だし。」

そう俺が答えた瞬間!!俺の肩が何者かの腕力によって今にも潰れそうになった。