・・・ん?なんか今違和感を感じた気がした。

「増崎、さっきの言葉もう一回言ってくれ」

「え~?何度ボクの声聞いたら気が済むんだよ~?コホンッ。
一緒に登校させてもらうぜ☆ボクのダンナ☆」

あ。わかった。

こいつボクっ子になってる。

「なぁ、増崎。どういう理由でしてるのかはわからないが・・・。
そのボクっ子はキモイからやめたほうがいい!!」

ズバリ!!俺が言うと、増崎はぺたりとその場に倒れこみ、

「そんな・・・!!ある一部の男子からはボクっ子はモテるって聞いたのに・・・!!」

「あー。それ、あれな?めっちゃ一部の男子にしかモテないし、女限定だから。」

そう俺が誤解を解くと、増崎は

「なんで!?なんで男化した女がいいんだよ!?意味わかんねーよ!!」
とくらいついてきた。

「知るかよ!あっちの人間の思考なんて!あいつらは頭イカれてんの!!」