「・・・で?お前は何しにここへ来た?」

咲がダルそうに言う。そう、俺はこいつに用があってきた!!

「咲!!お前、昨日の事件の事ばらしたろ!?」

「あぁん?」

単刀直入過ぎてわかりませ~んなんて言葉は俺が許さない!!

「どういうことだ!?何で警察に言った!?」

「なんであたしだって断言できんだよ」

少々キレ気味・・・ってことはビンゴか!?

「あの事件の事は俺とお前しかわからない!!ということでお前がチクったんだろ!?チクリ魔は嫌われるんだぞ!」

「もしもあのじゃじゃ馬の中にあたしらのこと知ってるやつがいたならば?」

「・・・!!」

言葉に詰まった。

こいつ、意外に頭切れるな。

俺が焦りを見せると、

「・・・ふっ。まあいいや。そうだよ、あたしが警察・・・いや、親父に言った。」

「やっぱりそうk・・・え?親父?」

「親父はここら辺の警察のトップだ。」

「えええぇぇぇぇぇぇええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇ!?」