・・・あ~あ。

あそこにいたじゃじゃ馬たちが写メったのか。

そりゃ、急に飛び出したかと思えば、運動神経良すぎる少女に助けられるんだもんな~。仕方ないか。みんなカメラ構えるだろうな。俺がまさしくそうだ。

俺は明日の学校での説教に身震いしながら、

「いい情報ありがとさん。関崎。」

そう言ってその場を離れた。

今日はやけに夕焼けが赤く燃えていた。