「あのさ・・・俺、やっぱりみんなのこと避けてたと思う。急に変わっちゃったしさ。そこは増崎の言う通りだよ。」

増崎の顔を見ることができない。

あいつは今どんな顔をしているだろう?

俺はうつむきながら続ける。

「でも、俺は決してみんなを嫌ってなんかいない。
俺はありのままのお前らが一番好きなんだよ!・・・そりゃあさ、昔に戻ってほしいとは思うよ。正直言って付き合いにくいもん。でも、その俺の言葉で無理に戻ろうとするお前らはもっと嫌だ!!だからさ・・・」

俺は決心し、顔をあげ、みんなの表情を見た。