続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々

テーブルに置いてある煙草にライターで火を付けると哲也さんは俺の方をちらりと一瞥する



俺の心臓がどきりと波打ったのが自分でもわかった



「蓮、お前高校卒業したらどうすんだ?進路は決めてあんのか?」



「え・・・・それはまだ・・・自分でもどうしたらいいのか迷ってて・・・」



俺は自分の思いを正直に言ったつもりだった



が、そのことがいかに甘いものなのか哲也さんによって俺は改めて気づかされる



「高校卒業したら結婚して所帯を持とうという男が進路もろくに決めてないとは蓮・・・・・

お前、莉子のこと幸せにする気が本当にあんのか?」




「哲也さん・・・俺は「まあ、お前は東條組の跡取りだ・・・卒業したら組の仕事をするんだ

ろうから進路なんかで迷うこともねえんだろうが俺は、俺が認めた奴にしか莉子はやらねえ


って思いは俺のなかでこれっぽっちも変わってねえ」



そう一気に話すと哲也さんは煙草の煙を吐き出しながら灰皿に煙草を押し付ける



俺は哲也さんの言葉を聞き逃すまいと一身に耳を傾けた




「それに・・・・俺は莉子を極道の姐さんにする気もさらさらねえ、今は関東でナンバーワン

の座を誇る東條組でもこれから先何が起こるかわかったもんじゃねえ、今日の名声があんのは


お前の親父さんが心血注いで築きあげてきたからだ、わかるか?」



俺を諭すかのように語る哲也さんの言葉に黙って頷く



拳を握りしめたまま莉子によく似た哲也さんの瞳をじっと見つめた