続・溺愛協奏曲  蓮と莉子の甘々な日々

「哲也さんは俺の親父とは高校の同級生で白鴎高校の理事長だった加賀美航さんとも同級生だったんすよね」



「ああ、俺たち三人は全員白鴎高校の出身だけど入学当時は加賀美はトップの成績で入った

優等生かたや東條浩一郎お前の親父さんは関東でトップの極道の家の若頭・・・俺だけはごく


普通で親父が小さな輸入食品を経営している一般人、言い忘れたが加賀美の家はこのあたりで


も有名な代々続く医者の家柄でな、なんでこんなお坊ちゃんが白鴎高校になんて入学してきた


のか最初の頃は不思議で仕様がなかったよ」




「そんな三人がなんでまた無二の親友になったのか俺にしてみれば興味深々なんっすけど」



蓮とお父さんの話はあたしも初めて聞く話ばっかりであたし自身も興味深々



ハンバーグを食べながら無言でお父さんの話に耳を傾けていた



「目つきが悪いとかなんだとかいって加賀美の奴に放課後因縁つけてきたらしくて


あいつらふたり廊下で喧嘩してたんんだよ・・・」



お父さんはその当時のことを思い出しながらぽつりぽつりと話だした



なんでも偶然通りかかったお父さんが助けたのが知り合うきっかけで・・・



散々殴りあってどれくらい時間がたったのかその時東條浩一郎さん、蓮のお父さんが



ぼそっと呟いたらしい、「おまえお坊ちゃんのくせに意外と喧嘩強いじゃん」ってね



それを聞いた加賀美さんはにやっと笑って呟いたとか・・・・



「当たり前だ・・・」って鼻で笑ったらしい