「大丈夫か?!今日から2~3日地方行ってて哲也さん留守だろ?莉子一人で大丈夫か?」



「大丈夫じゃない・・・・・かも」




蓮の胸に頬を寄せてあたしはぼそっと呟いた



普段のあたしなら強がって大丈夫一人でも平気!なんて言うんだろうけどこの時のあたしは
あの男の感触や恐怖が残っていたのか一人でいたくなかった




蓮に傍にいてほしかった




ただ・・・温もりがほしかった





それからあたしたちはお腹がすいてることに気付いてデリバリーのピザを頼んで二人で食べる




何か作ってもよかったんだけど蓮は無理すんなって言ってくれたからお言葉に甘えてピザになった



久しぶりのピザはとってもおいしくってあっという間に完食



蓮はようやく落ち着いたあたしにからかいながら言葉を放つ




「空腹が満たされたせいなのかやっといつもの莉子になったな・・・今日は疲れただろ?シャワー浴びてさっさと寝ろ!」




「うん・・・わかった、蓮はどうするの?もう帰るの?」




「あ?莉子が落ち着いたみてえだから帰ろうと思ってたんだけど・・・・なんだ、寂しいのか」




蓮が苦笑いしてあたしの顔を覗き込んだ