墓参りを済ませた帰りの車中・・・思いもかけないひとに逢ったせいかどっと疲れたあたし
心地よい車の振動と蓮が傍にいるという安心感からなのかすっかり寝込んでしまった
ふと気づいたときには蓮の肩に頭を寄せて眠っていて周りを見渡すと見慣れた我が家の玄関
瞬時に頭が働かなくて自分の家に着いたと気が付くのに数分かかってしまったけど・・・・
「ほら、莉子・・着いたぞ!」
「んっ・・・・あれ?ここどこ?もう着いたの?」
「なに寝ぼけてんだ大丈夫かよ・・・それより哲也さんは今日は・・出張って言ってたな・・
ちゃんと戸締りして寝るんだぞ!腹出して寝るんじゃねえぞ」
「な・・・・!お腹なんて出さないし!」
そう言ってぺろっと舌を出してあかんべーをするあたしにけらけら笑いかける蓮
今日はあたしの為に色々動いてもらったから蓮には本当に感謝だ
思いもかけず加賀美航さんと陽子さんに逢ってしまったけど・・・
これも天国の弟が仕組んだ悪戯なのかもしれない
そう思えたらなんだか心が楽になって穏やかになるのを感じた
「蓮・・・・今日は本当にありがとう」
車を降りて玄関先でそう伝えると蓮は少し照れたように笑って帰って行った
心地よい車の振動と蓮が傍にいるという安心感からなのかすっかり寝込んでしまった
ふと気づいたときには蓮の肩に頭を寄せて眠っていて周りを見渡すと見慣れた我が家の玄関
瞬時に頭が働かなくて自分の家に着いたと気が付くのに数分かかってしまったけど・・・・
「ほら、莉子・・着いたぞ!」
「んっ・・・・あれ?ここどこ?もう着いたの?」
「なに寝ぼけてんだ大丈夫かよ・・・それより哲也さんは今日は・・出張って言ってたな・・
ちゃんと戸締りして寝るんだぞ!腹出して寝るんじゃねえぞ」
「な・・・・!お腹なんて出さないし!」
そう言ってぺろっと舌を出してあかんべーをするあたしにけらけら笑いかける蓮
今日はあたしの為に色々動いてもらったから蓮には本当に感謝だ
思いもかけず加賀美航さんと陽子さんに逢ってしまったけど・・・
これも天国の弟が仕組んだ悪戯なのかもしれない
そう思えたらなんだか心が楽になって穏やかになるのを感じた
「蓮・・・・今日は本当にありがとう」
車を降りて玄関先でそう伝えると蓮は少し照れたように笑って帰って行った



