「莉子・・・お前が嫌なら無理矢理抱いたりはしねえ、まあ・・・抱きたくないのかって言われれば正直そろそろ限界に近いところがあっけど・・・俺は莉子に嫌われることのほうが恐いから無理矢理犯す!なんてことはしねえから心配すんな」



抱きしめたままあたしの頭ををぽんぽんと軽く叩いた



蓮にそうされるだけで心が軽くなるのは何故だろう



穏やかな時間が流れていつまでもふたりでこうしていたい・・・・そんなことは無理だとは分かっているけれどそう思わずにはいられなかった



「・・・・で、試験も終わったことだし今度の日曜莉子の弟の墓参り行ったあとドライブがてらふたりでどっか行くか?」




・・・・へ?ドライブ、は・・・・墓参り!




行きたいけど!!確かその日は茜ちゃんたちと勝負下着を買いに行く約束をしてた・・・よね



まあ、下着だけじゃなくてキャンプに着ていく服とかメイク道具とか日焼け止めとか色々買う予定で、女の子同士で買い物なんて久しぶりであたしも楽しみにしてるんだよね




ついでに水着も買っちゃおう!なんて言ってたけど・・・・



「あ・・・・蓮、ごめんね・・・その日は茜ちゃんたちと一緒にお買い物に行く約束してるから行けないんだ、ホントにごめん」




「は?買い物?!女だけで買い物ってお前ら大丈夫か?」




え?大丈夫って一体どういうこと?



目を丸くして驚いていると蓮の口から発せられた言葉に更に驚くあたし




「俺も一緒に行く!・・・・お前たちだけで買い物なんて危険すぎるだろ」





当然の如く言ってのける蓮に面食らうあたし・・・・ってなにが危険なの?