「LINEありがとう!どこに住んでるの?」
「いいえ!私の方こそありがとう!埼玉だよ!」
「そうなの?俺、東京なんだ。でも、来年專門学校そっちにあるんだ。
もしかしたら会えるかもね!」
トクン。
私の心臓はなんて単純でそして正直なんだろう。
それから毎日毎日彼とのLINEを繰り返す。
岡田・・・祐哉・・・か。
毎日彼のことで頭いっぱい。
「美波ーっ、俺今埼玉いんだけど・・・会えたりしねぇ?」
えっ・・・・
もちろん少し恐怖心はあった。
やっぱりネット上で出会った人だから。
けど好きな人だから・・・・
「わかりました!今から向かいますね」
向かった先は大型ショッピングモール。
「おーー!俺、ココに来たかったんだよ~!」
「私は結構来てるよ~」
なんて普通の会話を続ける。
二人が好きな洋服屋についた。
「ああああ!これ可愛い!美波に似合うんじゃない?」
無邪気に笑う笑顔かわいいなー・・・・・
なんか出会ってそんなに経ってないのに、ずっと前から知ってたみたい。
楽しそうだなーっ
「美波?」
心臓が大きくトクンとなる。
「どうしたの?ほら、鏡みて!」
「う、うん・・・」
普通に見とれてた・・・
可愛いのはどっちだよっ。
「うわーっ!やっぱいいなぁ~!」