このままじゃいけないー! 


ドンッ!!!
「!!」

あたしの理性が衝動となって、思い切りレアを突き飛ばしていた。 


3メートルは軽く跳躍できるこの足で、あたしは窓際に高くジャンプした。 


満月を…! 


あたしはカーテンを勢い良くひいて。 

彼の瞳に映る満月と蒼白い光を、シャットアウトした。