うさぎ姫とおおかみ執事

レアの目は青白く、ギラギラと光っている。 

鋭く、刺すような眼光…


さっきまでの彼じゃない…

「ラヴィ姫…入ってきてはなりません…」


絞りだすような声。 


「どうしたんだ…?どこかおかしいのか?」


「血が騒ぐんです…満月の夜は…わたくしの中に流れる、おおかみの血が…」