うさぎ姫とおおかみ執事

「失礼。」

レアがいきなり、あたしドレスの胸元のボタンに手をかけた。 


「あッ!なにをするんだ!」 

「何もしませんよ。」


二つほどボタンをはずすと、鎖骨の真ん中の丁度下あたりに…


「何これ…」

あたしの胸元には、紋章のような小さな模様が現われていた。