うさぎ姫とおおかみ執事

「とても素敵な執事さまで!」

リリィが目をキラキラさせてる。 

「初めまして、レアです。あなたがラヴィ姫付きのメイドのリリィさんですね。」

レアがにっこり笑った。 
何だ、嫌味な笑い以外出来ないのかと思ったら。 

微笑んだ顔は以外と可愛いじゃん。 


「何か顔に付いてますか?」

「なんもー。」

あたしは早くこのごてごてしたドレスを脱ぎたくて、部屋に向かった。