うさぎ姫とおおかみ執事

「レア、ラヴィがいないぞ。」

「今ごろ気付きましたか、遅いですよ。」

「ルキはいる…レア、心当たりは?」

満月を静かに見上げていたレアが、一層険しい目付きになる。 

「ドーリアの連中…。諦めてなかったようですな。」