うさぎ姫とおおかみ執事

クラディスの手があたしの頬に触れた。 

「美しい…」

「やめろ!気持ち悪い!!」

「あなたをこれから待つのは、戻れない道…堕ちてゆきましょう…」


カーテンの隙間から、青白い満月の光が入った。