うさぎ姫とおおかみ執事

レアもノアールも、ルキじいやさんもいない。 
あたし1人だ…

「恐がらないでいいんですよ。あなたがうさぎだからって、食べたりはしませんから。」

微笑を浮かべたまま、クラディスがあたしの前にひざまづく。 


「今宵は満月。姫、私はあなたが欲しいんですよ。」