「?!」

聞き覚えのない声に、あたしは飛び起きた。 


「誰だッ!!」


あたしの目の前には漆黒の短髪の背の高い男…
刺すような光を放つ、灰色の瞳。 

「初めまして、我が狼の王国、ドーリア王国第一継承者。クラディスといいます。」