───────── ────── ───… …そう、そのまま進んで。 あたしについて来て。 『ゴメンね。もう少しだから。』 小さな山を、あたしと蓮とヒロが登っていく。 でも、“見えない人”から見たら、蓮とヒロだけが山を登ってる。 『………ほら、あそこ。』 あたしは、山のてっぺんを指差した。 そして、蓮が再び進もうとしたところで、 「ッ離せよ!!!」 ヒロが、蓮の手を振り払った。