ドサッ ブルルルルル… 宏斗が飛び出そうとしていたところをトラックが通り、悠々と風をきっていった。 でもあたしには、そんな事どうだってよかった。 『とど、いた…!!』 きっとあたしの顔は、涙ですグシャグシャだろう。 宏斗は冷静に戻ったみたいで、驚いた顔に恐怖を混じらせていた。 『宏斗……』 今なら、伝えられる気がする。 ねぇ、あたしもそろそろ、 救われたいんだよ。