トラックが、宏斗に迫る。 気が動転していたのか、宏斗は赤信号を渡ろうとしていた。 宏斗が、死んじゃう…………!! あたしはこのまま、宏斗の笑顔も、泣き顔も見ずに宏斗を失うの? そんなの、絶対にいやだ。 この手が、届けば。 宏斗は助かるのに。 この思いが届けば。 あたしは救われるのに。 宏斗、死なないで。 、、 勝手に来るなんて、許さない。 届け。 (届け…!!) 『届けぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!!!!』