パチッ あたしの呼びかけが聞こえたかのように、宏斗はこっちを向いた。 目が、合ってしまった。 『あっ…、』 あたしは、気まずくなってその場を離れてしまった。 走って、いつもの道に戻る。 『あーあ、潜入失敗…。 宏斗、怒ってるかなぁ…。』 そんなことをいいつつも、気になっているのはさっきの蓮という人。 知り合い、なのかな…? それに、幼なじみの女の子のこと、よく知ってるかんじだったし… ま、もう会うことはないと思うけど… ───────── ────── ───…