「な、なんでもない!!」 必死なあたしの態度に佐々木は疑うような目付き。 「…まさかお前、 兄貴のこと……… ……好きなのか?」 え、ええええ!? なんでそういう解釈になるのかな!? 悠先生は驚いた表情を見せてから、 「ごめんね俺好きな人が…」と真に受けている。 ち、ちがう!! 誤解をとかなくちゃ!! 「えと…あの… 悠先生は教師として好きです! 決して恋愛感情とかそういうんじゃなくてですね…」 そこまで一息でいうと、二人はなーんだと肩を落とした。