-------------翌日-------------

狼「はぁ〜ぁ」

今日もまた大きなあくびをひとつ

今日もまたつまらない

いっそ、死んでしまった方がいいのかも

なんてね…

あっ、小鳥さんだ〜

狼「小鳥さーん小鳥さーん!一緒にお話ししませんかい?」

小鳥「やだよ、君はそうやって俺を食べてしまうんだろう?食べられるなんてごめんさ」

そんな…

僕はそんなつもりはなかったのに

ただお話ししたいだけなのに

小鳥はそんなことも知らずに狼の頭の上でピッピ、ピッピ、鳴いている

狼「いや、僕はただお話ししたいだけなんだ。な?いいだろう?」

小鳥「俺に近づかないでくれよ、人殺しめ」

そう言って小鳥は去って行った

人殺し…

なんて恐ろしい響きなんだろう

僕はそんなこと

なんで僕は狼なんだ…