「あっ!すみません・・。」
私はぶつかった事を思い出して謝った。
「別に。こっちこそ悪りぃ。」
男子生徒は表情一つ変えずに冷たく言ってきた。
私は『なんだこいつ!愛想悪っ!!』と思っていると、
「なぁー、風磨」
と彼の友達らしき人が彼を呼んだ。
風磨・・・
なんかあの愛想無いやつにしては響きが良くていい名前だな。
私は不覚にもそう思ってしまった。
その後入学式は無事に終わって教室に戻ってくると夏菜子がずっと廊下に出て誰かと話している。
私は違うクラスに新しい友達でも出来たのかと思って夏菜子の所へ行くと、かなりチャラチャラした男子6人組の集団と楽しそうに話していた。
私は教室に戻ろうとすると、その集団の中に一人だけ見覚えのある顔があった。
よく見るとその顔はさっき体育館でぶつかった風磨と呼ばれた男子生徒だった・・・。
私は『あっ!』と心の中で思っていると彼がこちらに気づいて彼も私を見てびっくりしている。
でもそれはほんの一瞬で風磨という男子生徒は同じ集団の人に話しかけられてそちらを見て無邪気に笑った。
私はその笑顔を見た瞬間になぜか胸が高鳴った。
私は気持ちを落ち着かせようと正門の近くで見た桜の木が植わっていた裏庭に向かった。
裏庭まで来ると風が心地よく吹いていて、風に乗って散っていく桜の花びらが私の頬をかすった。
私は芝生に座って桜を眺めていると
「ここに来てたんだ。」
それは聞き覚えのある低い声だった。
私はびっくりして振り返るとそこにはやっぱり風磨と呼ばれた男子生徒がいた。
「何でここにいるって知ってるの?」
「階段の窓からここに来る道歩いてるの見えたから。」
「そっか。てか、私まだ仲良くもないしまず名前も知らないんだけど・・。」
「名前は高梨風磨(たかなし ふうま)クラスは1D。あんたは1Bの安井美愛都でし ょ?」
私は名前もクラスも言い当てられてびっくりした。
「何で、クラスと名前まで・・」
と言いかけると「だって1Bの教室の近くにいたからで名前は噂で聞いた。」
風磨は淡々と言った。
「噂って、どういうこと!?」
「はぁ!?もしかしてお前と夏菜子が1年で一番可愛いとか学年一モテてることしらねぇーの?」と風磨は本当に驚いた表情で言った。
本気でびっくりしてるのはそんな噂をされいた私なんですけど・・・。
「意外と鈍感なやつなんだな。まあ、とにかくお前と夏菜子はすげぇー噂になってるよ。」
風磨は冷静になって言った。
私は「知らないよ!」と言って恥ずかしくて顔を背けるた。
すると、ちょうどよく授業が始まるチャイムが鳴った。
私は「あっ!授業始まっちゃったからもう行くね!!」と言って教室へ走って戻った。
教室に着いて私はバレないように静かに入って席に着いた。
「美愛都!今までどこで何してたの?」
夏菜子は先生に聞こえないように聞いてきた。
「高梨風磨って人に捕まってた。」
「えっ!?あの1Dの高梨くんに捕まったとかすごいじゃーん!!」
夏菜子は逆に喜んで私をほめてきた。
「そこ褒めるとこじゃないし!!てか夏菜子、風磨の事何か知ってるの?」
「うーん、私もさっき友達になったばっかりだからね。
あっ!でも校内でモテモテらしいよ♪でも性格はけっこう荒れてるらしいけどね。」
夏菜子は少し苦笑いで言った。
「あっ、この時間終わったらさっきの集団の所行こう!!美愛都の事紹介しないとね♪」
そう言って夏菜子は笑った。
そんな話をしているとチャイムが鳴って授業が終わった。
まあ授業っていう授業はしてないんだけだ・・・。
終わった途端に夏菜子が私を1Dの教室まで連れて行った。
1Dの教室へ着くと夏菜子は慣れたように「翔くーん♪」と誰かの名前を呼んだ。
そして翔くんと呼ばれた人とさっきのチャラ男の集団が来た。
「この子がさっき言った安井美愛都だよ!」
「美愛都ちゃんか♪俺、桜木翔(さくらぎ しょう)だから翔って呼んで。」
翔は少しほほ笑んで言った。
そのあとチャラ男の集団の全員が自己紹介してきて、なんとかうちとけられた。
高杉聖哉(たかすぎ せいや)と田中紫音(たなか しおん)と松山廉(まつやま れん)と永瀬愛斗(ながせ あいと)は「あともう一人いるんだけど、今いないんだ。」と言った。
私はぶつかった事を思い出して謝った。
「別に。こっちこそ悪りぃ。」
男子生徒は表情一つ変えずに冷たく言ってきた。
私は『なんだこいつ!愛想悪っ!!』と思っていると、
「なぁー、風磨」
と彼の友達らしき人が彼を呼んだ。
風磨・・・
なんかあの愛想無いやつにしては響きが良くていい名前だな。
私は不覚にもそう思ってしまった。
その後入学式は無事に終わって教室に戻ってくると夏菜子がずっと廊下に出て誰かと話している。
私は違うクラスに新しい友達でも出来たのかと思って夏菜子の所へ行くと、かなりチャラチャラした男子6人組の集団と楽しそうに話していた。
私は教室に戻ろうとすると、その集団の中に一人だけ見覚えのある顔があった。
よく見るとその顔はさっき体育館でぶつかった風磨と呼ばれた男子生徒だった・・・。
私は『あっ!』と心の中で思っていると彼がこちらに気づいて彼も私を見てびっくりしている。
でもそれはほんの一瞬で風磨という男子生徒は同じ集団の人に話しかけられてそちらを見て無邪気に笑った。
私はその笑顔を見た瞬間になぜか胸が高鳴った。
私は気持ちを落ち着かせようと正門の近くで見た桜の木が植わっていた裏庭に向かった。
裏庭まで来ると風が心地よく吹いていて、風に乗って散っていく桜の花びらが私の頬をかすった。
私は芝生に座って桜を眺めていると
「ここに来てたんだ。」
それは聞き覚えのある低い声だった。
私はびっくりして振り返るとそこにはやっぱり風磨と呼ばれた男子生徒がいた。
「何でここにいるって知ってるの?」
「階段の窓からここに来る道歩いてるの見えたから。」
「そっか。てか、私まだ仲良くもないしまず名前も知らないんだけど・・。」
「名前は高梨風磨(たかなし ふうま)クラスは1D。あんたは1Bの安井美愛都でし ょ?」
私は名前もクラスも言い当てられてびっくりした。
「何で、クラスと名前まで・・」
と言いかけると「だって1Bの教室の近くにいたからで名前は噂で聞いた。」
風磨は淡々と言った。
「噂って、どういうこと!?」
「はぁ!?もしかしてお前と夏菜子が1年で一番可愛いとか学年一モテてることしらねぇーの?」と風磨は本当に驚いた表情で言った。
本気でびっくりしてるのはそんな噂をされいた私なんですけど・・・。
「意外と鈍感なやつなんだな。まあ、とにかくお前と夏菜子はすげぇー噂になってるよ。」
風磨は冷静になって言った。
私は「知らないよ!」と言って恥ずかしくて顔を背けるた。
すると、ちょうどよく授業が始まるチャイムが鳴った。
私は「あっ!授業始まっちゃったからもう行くね!!」と言って教室へ走って戻った。
教室に着いて私はバレないように静かに入って席に着いた。
「美愛都!今までどこで何してたの?」
夏菜子は先生に聞こえないように聞いてきた。
「高梨風磨って人に捕まってた。」
「えっ!?あの1Dの高梨くんに捕まったとかすごいじゃーん!!」
夏菜子は逆に喜んで私をほめてきた。
「そこ褒めるとこじゃないし!!てか夏菜子、風磨の事何か知ってるの?」
「うーん、私もさっき友達になったばっかりだからね。
あっ!でも校内でモテモテらしいよ♪でも性格はけっこう荒れてるらしいけどね。」
夏菜子は少し苦笑いで言った。
「あっ、この時間終わったらさっきの集団の所行こう!!美愛都の事紹介しないとね♪」
そう言って夏菜子は笑った。
そんな話をしているとチャイムが鳴って授業が終わった。
まあ授業っていう授業はしてないんだけだ・・・。
終わった途端に夏菜子が私を1Dの教室まで連れて行った。
1Dの教室へ着くと夏菜子は慣れたように「翔くーん♪」と誰かの名前を呼んだ。
そして翔くんと呼ばれた人とさっきのチャラ男の集団が来た。
「この子がさっき言った安井美愛都だよ!」
「美愛都ちゃんか♪俺、桜木翔(さくらぎ しょう)だから翔って呼んで。」
翔は少しほほ笑んで言った。
そのあとチャラ男の集団の全員が自己紹介してきて、なんとかうちとけられた。
高杉聖哉(たかすぎ せいや)と田中紫音(たなか しおん)と松山廉(まつやま れん)と永瀬愛斗(ながせ あいと)は「あともう一人いるんだけど、今いないんだ。」と言った。
