お得意のカメラマンである修也が先に着いて準備をしていた。 ルックスもよくて結構モテそうだけど、残念ながらこいつはオネエ系だ。 「リク、この子、大丈夫?」 「あぁ」 俺の隣にいるヒカリに視線を向ける修也。 俯くヒカリはどこを見ていいか分からず、目を泳がしている。 ギュっと握られる手。 カメラマンにも人見知りしてしまうと、ちょっと困りもんだ。