舞う風のように



「同門だからといって、長州の者では無いとは言い切れません。」



「そうだけど…でもこいつは違う!断言出来るよ。」





終わりそうのない会話に嫌気が差す。



「好い加減にしてくれませんか。こっちは迷惑してんの。人待たせてんです。
なに、新選組は人の話も聞けないのですか?俺は長州のもんじゃねぇって何度も言ってんだろーが。」


糞が。



その一言を、何とか心の中に留めた。





いち早く反応したのは土方だった。


「てめぇこそふざけんじゃねぇ!!誰が案時池田屋にいた奴の言うことを信じられるか!!」



まさに般若。