「えっ?おまっ…えぇ!?」
と、俺の顔をガン見しながら素っ頓狂な声を上げた彼。
「ここっ、て…土方さんの拷問部屋だよな?」
全身真っ赤に染まっている俺に向かって、なんて呆けた事を聞くのだろうか。
思わず溜息がこぼれた。
「…‥当たり前だよ?‥…‥平助。」
苦笑しながらそう言うと、目の前の彼ー藤堂平助ーは信じられないと言うように目を見開いた。
そんな彼の頭には、似合わない包帯が巻かれている。
「まさか…俺が長州の者だと勘違いしてるわけじゃないよね?」
そう言うと、平助は顔を強張らせながら何度も頷いた。
「あ、当たり前だ!!八尋が、ちょ、長州の者なんて事があったら、それは天平地異の前触れだって!」
そりゃ、どーも。
取り敢えず、これで俺が長州のもんじゃないっていう有力な味方を見つけられた。
これでなんとか、首の皮一枚繋がったようだ。
「あ、あれ八尋?土方さんなんで倒れてんだよ!?」
い、いや…ちょっとね‥…。
