一応護身の為に、土方の刀を持って扉へ向かう。
結構大きな音がしたから、人が来るかもしれない。
いくら生温い拷問と言っても、拷問は拷問だ。痛いものは痛い。
歩くたびに悲鳴を上げる体を引きずりながら、歩いた。
蔵の木戸を思いっきり横に開いた時だった。
「うわっ!!」
目の前に何かが倒れてきた。
それは案外重く、受け止めきれずに背中から後ろへ倒れてしまった。
「いたた…。」
思いっきり打ち付けた腰を摩りながら上半身を起こすと、目の前の人物に目を向ける。
「ご、ごめん土方さん!わざとじゃねぇんだよ!!」
彼は思いっきり顔を上げると、俺にしがみついて来た。
数秒の気まずい沈黙。
「「…え?」」
