舞う風のように

ーーーーーーー
ーーーーー
ーーー





俺や小野寺。浪士達が池田屋に集結した。



今は各自がそれぞれ部屋に集まり会合が始まるのを待っていた。




由紀と小野寺も、二回に一室もらい会合が始まるのを待っていた。




が…

先程から、ちょうどこの部屋の下あたりから鋭い殺気を感じる。



「会合は、始まらないかもしれません。」



まだ新選組の気配は少ない。

もしかしたら、援軍を待っているところなのかもしれない。



…ただ、殺気からすると相手は相当な手練れが多い。


今すぐにでも、突入して来たっておかしくはないのだ。




「もし新選組が突入して来たらどうします?」



隣の小野寺に小声で問い掛けた。



「…とにかく、己の身を守る事が先決だ。」





「了解。」