舞う風のように







やがて、土方はもう一度声を上げた。






「…では、もう一度確認する。
局長には、沖田、永倉、藤堂達十人がつけ。俺の方は、井上、原田、斎藤達二十四人。俺の方は状況に応じて、更に隊を二つに分けようと思う。そん時は井上さん。あんたが隊を率いてくれ。」



「あぁ、分かったよ。」


井上が、しっかりと頷いた。





「幹部も、今聞いた事と編成をそれぞれの隊の隊士に伝えておけ。」




幹部全員が返事をした。








「では、暮れの六つ時に出発する!それまでに、しっかり準備をしておけ!」