「いやいや、私だから大丈夫!!」



「ちょっとは自覚しねぇか?」



「は?自覚って何を?」



「もう、いい。とにかく、乗れ!!」



佐野くんは私の腕を引っ張って
自分の隣に座らせた。



「車、出して」



佐野くんがそういうと車が動き始めた。