「ついたぞー。」

「・・・。」

返す元気も無かった。
あれからずっと引きずられていた俺は、
危うく三途の川を渡りきる
ところだった。

ぐったりしながら振り返ると、そこにはさっきの銀髪少女がいた。

「あんないしてやったぞ。かんしゃするんだなっ!!」

「危うくあの世に案内されるところだったけどな。」

精一杯の皮肉をこめてやった。