私は、宙にいの前に机を挟んで向き合うようにして座った。


「茶髪嫌いな人はいいと思わないの?」


「まぁ、その人によるけどお前ロングだからなぁ。ボブだったらもっといいかも。」


「ふーん。」


宙にいがスマホをいじり始める。


「…美柑ってさ、彼氏いるんだよね?」


飲んでいたジュースを飲むのをやめた。ハルのことだ。


宙にいには言ってなかったんだっけ…


「うん…」