私は拓真というよく分からない人と分かれて、おばあちゃん家に向かった。


この町は山と海がどちらも見れるところ。


私は昔からここが大好きだった。


セミの鳴き声が響くなか田んぼの畦道を通る。


「うわっ…」


バランスを崩して田んぼに落ちそうになる。


危なかった、と胸を撫で下ろした。


やっとのことでおばあちゃん家に着いた。