それからどのくらい時間が経ったんだろう。 コーヒーが冷め、人が誰ひとりいなくなるまで あたしはその歌声に聞き入ってしまった。 あたしは、ゆっくりと ギターを引いている人へと目を向けた。 月光に照らされて綺麗に輝く少年が そこには座っていた。 なんでだろう、この少年を見ただけで 歌詞が出てくる。