【完】月唄-TsukiUta-『短編』




「そう」


無愛想に答えると上がってと
蓮を家にあげた。

さっきはあたしがもう家の中に
いたからあたしのほうが
大きかったけど
同じ高さの床に並んだ時の
蓮はあたしより遥かに大きかった。


できてたタラコパスタを食べさせ
とりあえず寝かせた。

あたしは、蓮が寝静まると
歌を書き始める