【完】月唄-TsukiUta-『短編』



その時

公園の奥にビニールシートが見えて

なんかあたしの好奇心をくすぐった


あたしはビニールシートを捲ると


震えて座る蓮がいた


「れ...蓮っ!!何してんの。
 うちに来てって言ったっしょ?」


あたしは、蓮に自分の上着を
かぶせると

「あ。ララ」

蓮は顔を上げて微笑んだ