【完】月唄-TsukiUta-『短編』



そして、メモに自宅の住所と

電話番号を載せて渡した。


「これ、あたしの住所。
 気が向いたら居候..おいでよ」


あたし、いつからこんな人になったんだろ?


まぁいっか。


あたしは、申し訳なさそうに

うつむく蓮に優しく


なるべく優しく言った。


「おいで、蓮。気が向いたら」


でも、ひとつ気がかりが...


この人。童顔だけど...おいくつ?