校門をくぐり昇降口へ向かう
ここは都内でも有名な私立高校で毎年倍率が高い
学校は綺麗だし制服は可愛い
何と言ってもたくさんの芸能人が通っているっていうのが1番の人気の理由かな。
歌手にアイドル、モデルや声優まで幅広く在学している。純也もその1人だ
純也は小学5年生のときに事務所にスカウトされて以来遠い存在になった気がする
こうしてほぼ毎日のように会っているが、テレビに出ているのを見たり学校で女の子に追われてる姿見てるとなぜか心が痛くなる
そんなことを考えていたら教室に着いた
ガラガラ
「詩おはよ〜!!」「詩ちゃんおはよ!」
「みんなおはよう!」
私が1番最初だと思ったのに何人かはもう来ていた
自分の席に着くと、後ろの席から麻未が話しかけてきた
「詩!!聞いてよ!」
「なになに??」
「私......直哉とキスしちゃった!!」
「え!!ほんと!?よかったじゃ〜ん!」
「うん...////」
この彼氏とラブラブ中の人は斎藤麻未。私の大大大親友!小1のころから今までクラスが離れたことはなく、家族ぐるみでほんとに仲がいい。麻未の彼氏は隣のクラスの相沢直哉。直哉くんは野球部で相当モテる笑 麻未も美少女だからモててるんだけどね!
「ほんと羨ましいよ〜!私も彼氏欲しいなぁ...」
「は?何言ってんの!詩にはだ〜い好きな純也くんがいるでしょ?笑」
「あんなやつ好きなわけないじゃん!ただの幼馴染だよ それに純也は芸能人で忙しくて恋の暇なんてないよ」
「ど〜だろうね〜?笑」
「なにその疑いの目は!笑」
そう。純也は芸能人。その前に大事な幼馴染だから恋に落ちることは絶対ない!
そう思ってたのに...........
