「立花さんのことを一目惚れしたのは、中学二年生の時の文化祭の時のことでした。」

「文化祭!そういえば私の班クレープやさんやってたんだよね!」

「はい…その時一生懸命クレープを作っている立花さんのことを見て、俺…一目惚れしたんです。」

「そう…なんだ」

私のことちゃんと見てくれてた人…いたんだ。

「それで…あの…付き合ってくれますか?」

「じ…じゃあ、お試しで付き合ってみよう…かなっ」

「あのっ一応お試しで付き合う!?ことになったんですからおたがい名前で呼び合いません?」

「あっ!そうだねっ!ゆ…優君」

「最初は君付けでもいいけど…徐々に名前で呼んでくれたら嬉しいな!」

「なぎさ!」

「っ」

ドキッ

なんでだろう…なんか…優くんといるとドキドキする…

「あ!なぎさてれてる!かわいー♥」

「っ」

ドキッ

あ…まただ…私優くんといるとドキドキする

「そ…そんなことっ、ないですよー(///)てれ」

こうして、私と優くんとのお試し付き合い生活が始まった。